金利ある世界 中小企業の生き残りは? 日本銀行新潟支店長講演会
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当所金融部会は昨年12月22日、日本銀行新潟支店の平形尚久支店長を講師に 経済講演会「新潟経済の現状と課題」を開催した。平形支店長は、日本銀行が政策金利を0.75%に引き上げた「金利ある世界」 への移行、人口減少の中で、地場の中小企業には「人手に頼らない生産体制 (省力化)」への投資と、「付加価値に見合った価格設定」への転換が避け られないと述べた。 平形支店長によると、政策金利引き上げの背景には、物価上昇率が2%の目 標値で安定するとの見通しがあり、過度な円安を放置すれば、エネルギーや 原材料価格の高騰が収益を圧迫し続けるため、ある程度の金利引き上げは円 安抑制の観点からも避けられない側面があるという。
県内企業の多くが「収益の原資が十分でない中でも、人手不足ゆえに賃上げ をせざるを得ない」という状況にあり、また、原材料高による収益圧迫が強 く、深刻な人手不足にも直面している。こういった状況を好転させる材料と して、「省力化・デジタル化投資」、賃上げの原資や自社の利益を確保する ための「攻めの値上げ」が必要と話した。
【三条市名誉市民 ジャイアント馬場のガウンで登場】 観光面についても、三条の産業観光を評価しながら東京や海外の富裕層をタ ーゲットとしたサービスに着目すべきと話したほか、コメをはじめとする 農産物の生産、供給に今まで以上に注力することにも活路を見出せるのでな いかと指摘していた。



